2026年07月18日 MI Daily News

目次

  1. [論文] 金属有機構造体の熱物性計算における疑似虚数フォノンモードの影響
  2. [論文] 水に対するニューラルネットワーク密度汎関数の開発と過学習制御
  3. [企業] 富士フイルムが独自デジタルツインで材料R&Dを高度化、微細化対応を加速
  4. [企業] NVIDIAが日本企業とNemotronで業界特化型AIを構築、研究開発・製造への応用推進
  5. [論文] スキルミオン構造を持つ強誘電体蜂の巣格子の発見と計算的検証
  6. [ニュース] バイオAI分野で国内最大級のカンファレンス「バイオAIサミット2026」を開催決定

[論文] 金属有機構造体の熱物性計算における疑似虚数フォノンモードの影響

  • 金属有機構造体(MOF)の熱物性予測において、第一原理計算で現れる疑似虚数フォノンモードが結果に及ぼす影響を調査しています。
  • 計算科学的手法を用いた材料特性評価の精度向上に向けた重要な知見を提供します。

用語解説

  • 金属有機構造体(MOF): 金属イオンと有機配位子からなる多孔質結晶材料で、ガス吸蔵などの応用が期待されています。

出典: npj Computational Materials


[論文] 水に対するニューラルネットワーク密度汎関数の開発と過学習制御

  • ニューラルネットワークを用いた密度汎関数理論により、水分子の構造と特性を効率的に予測する方法を開発しました。
  • 機械学習と量子化学計算の融合により、計算コストを削減しながら高精度な物性予測が可能になります。

用語解説

  • 密度汎関数理論(DFT): 量子化学計算手法の一種で、電子密度から分子の構造や性質を計算します。
  • ニューラルネットワーク密度汎関数: 従来のDFT関数の代わりにニューラルネットワークを用いて電子密度汎関数を近似する手法です。

出典: npj Computational Materials


[企業] 富士フイルムが独自デジタルツインで材料R&Dを高度化、微細化対応を加速

  • 富士フイルムが半導体材料開発のためのデジタルツインシステムを独自開発し、微細化への対応と研究開発効率化を実現しています。
  • DX戦略により、計算シミュレーションと実験データの融合による材料設計の高速化を推進しています。

用語解説

  • デジタルツイン: 現実の物理プロセスやシステムをデジタル空間に再現し、シミュレーションや予測に活用する技術です。

出典: EE Times Japan


[企業] NVIDIAが日本企業とNemotronで業界特化型AIを構築、研究開発・製造への応用推進

  • NVIDIAが日本企業向けに業界特化型の生成AI「Nemotron」を活用し、通信・製造・研究開発分野での高度化を支援します。
  • 材料開発やシミュレーションなどの研究開発領域におけるAI活用を通じて、イノベーション促進を目指しています。

用語解説

  • Nemotron: NVIDIAが開発した業界特化型の生成AIモデルで、特定分野のニーズに最適化した言語モデルです。

出典: PlusWeb3


[論文] スキルミオン構造を持つ強誘電体蜂の巣格子の発見と計算的検証

  • 計算科学により、強誘電体におけるスキルミオン構造の存在と蜂の巣格子パターンを理論的に予測・検証しました。
  • 材料の磁気・電気特性の制御に向けた新たな知見を提供します。

用語解説

  • スキルミオン: 磁性体における安定な渦状の磁気構造で、高密度情報保存などへの応用が期待されています。
  • 強誘電体: 外部電場がなくても残留分極を持つ材料で、電気的な反転が可能です。

出典: npj Computational Materials


[ニュース] バイオAI分野で国内最大級のカンファレンス「バイオAIサミット2026」を開催決定

  • CraifがバイオインフォマティクスとAI分野における国内最大級のカンファレンスの開催を決定しました。
  • 医薬品開発、分子設計、創薬支援など、生命科学とAIの融合を推進する業界交流の場が形成されます。

出典: ニコニコニュース


ニュースレターをより良くするためのアイデア・ご要望などあればXのDMでお気軽にお寄せください。
また、コンテンツの質の向上と持続可能な運営のため寄付・スポンサーも募集しています。寄付はこちらの記事にバッジを送っていただけると励みになります。スポンサーをご検討いただける場合は、XのDMでご連絡ください。