2026年08月24日 MI Daily News

目次

  1. [企業] 東レ、機械学習とマテリアルズインフォマティクスでCFRP再利用性を向上
  2. [論文] タンパク質言語モデルと拡散モデルで抗菌ペプチドを制御生成
  3. [企業] 三井化学、AI活用による新材料開発を加速へ国際ネットワークに参画
  4. [企業] 建設廃プラスチック循環にAI分別技術を活用、環境省事業に採択

[企業] 東レ、機械学習とマテリアルズインフォマティクスでCFRP再利用性を向上

  • 東レが機械学習を活用したマテリアルズインフォマティクス分野の独自予測モデルを構築し、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のマテリアルリサイクル性を向上させる高精度材料設計技術を開発しました。
  • 従来の試行錯誤による設計ではなく、データ駆動アプローチにより材料特性の予測精度を向上させることで、リサイクル性に優れた新材料の開発を加速しています。

用語解説

  • マテリアルズインフォマティクス(MI): 情報学的手法とデータ駆動アプローチを用いて材料開発を加速する学問分野です。機械学習モデルによる物性予測や最適な材料設計が可能になります。
  • CFRP: 炭素繊維強化プラスチックの略称で、炭素繊維と樹脂マトリックスからなる複合材料です。軽量で高強度のため航空宇宙・自動車業界で広く使用されています。

出典: ctiweb.co.jp


[論文] タンパク質言語モデルと拡散モデルで抗菌ペプチドを制御生成

  • タンパク質言語モデル(PLM)と潜在拡散フレームワークを融合させた「NHAMP」により、溶血性を持たない抗菌ペプチド(AMP)を有効性と安全性の制約条件の下で生成する手法が開発されました。
  • 従来の抗菌ペプチド開発では溶血性と抗菌活性のトレードオフが課題でしたが、このAI生成アプローチにより物理化学的な制約を明示的に組み込んで安全で有効なペプチド候補を探索できます。

用語解説

  • タンパク質言語モデル(PLM): タンパク質配列の言語的パターンを学習した深層学習モデルで、アミノ酸配列から機能や特性を予測・生成するために使用されます。
  • 潜在拡散(Latent Diffusion): 生成モデルの一種で、データの潜在表現空間で段階的にノイズを除去することで新規なデータ(ここではペプチド配列)を生成します。
  • 抗菌ペプチド(AMP): 感染症治療の有望な足がかりとなる短いペプチド分子で、細菌や微生物を殺傷する特性を持ちます。

出典: Journal of Cheminformatics


[企業] 三井化学、AI活用による新材料開発を加速へ国際ネットワークに参画

  • 三井化学がAIを活用した新材料開発の加速に向けて、国際的なネットワークに参画することを発表しました。
  • AI技術を材料設計プロセスに組み込むことで、従来の開発サイクルを短縮し、新材料の発見と実用化を迅速に進める戦略を推進しています。

出典: 日刊工業新聞


[企業] 建設廃プラスチック循環にAI分別技術を活用、環境省事業に採択

  • 資源循環システムズを含む6社のコンソーシアムが、AI分別技術と再生材利用を一体化した建設廃プラスチック循環システムの実証事業が環境省に採択されました。
  • AI技術による自動分別から再生材の利用までをシームレスに統合することで、プラスチック廃棄物の循環利用を効率化し、脱炭素・SDGs達成に貢献するシステムの構築を目指しています。

出典: みんなの広報宣伝部


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